

顔の筋肉には、動きやくせによる折り目が、年月とともに蓄積されています。
これは時間の経過と言う意味では老化ですが、
筋肉の質に関して言うと、老化(aging)というよりは、
使用過多(using)によるものだということがわかりました。
顔の筋肉を整えれば、本来の美しさを、いくつになっても取り戻すことができるといえるのです。
それはまさに接骨の施術の技術を応用することで、
気がついた理論であり、臨床結果のたまものです。
その人自身の筋肉や脂肪、軟部組織などを利用し、整えることで元の環境に戻して、
その部位を修復し、いい状態に育てることができるとわかったのです。
そこでこの顔矯正を含む施術を、復元美容と呼ぶことにしました。
復元美容にとって、顔の皮膚を支える筋肉は、まるで土壌のような存在です。
顔の土壌、皮下の筋肉に、血行不良、使われ過ぎ、使われなさすぎによるよれ、
無駄な脂肪と発達しすぎた筋肉の凸凹という、土壌が荒れている状態が起こっています。
この状態は、畑の土壌でいえば、水はけが悪い、栄養が悪く、
耕されていないような状態にとても似ていると思います。
施術現場を通して、耕されていない状態が、
顔の皮下の筋肉の中でもおこっていることを痛烈に実感していました。
たとえば、日焼けで発生した皮膚表面のシミは
復元美容で直すことを目的にしていません。
たとえシミが二度と治らなかったとしても、
日焼けによる皮下のしょぼしょぼ、元気さ、ハリのようなものはなくさずにすむのに!と思います。
肌の表面で何かをぬるなどしても、思った効果が得られないと感じることはよくあることです。
なぜなら、皮膚は筋肉を覆う皮だから。中身をなんとかしないと…。
老化して見える外見にとって、もっとも重要なのは
皮膚を支えている皮下をケアして、環境を整え、再生と成長を促してあげることです。
なぜ顔だけそういうことが起こりやすいかと言うと、顔の表情筋が特別なつくりをしているからです。
筋肉が皮膚にそれほど作用しない四肢(しし/両手と両足=手足)や
体幹(たいかん/体の軸となる部分=腹筋、背筋、胸筋、足の筋肉を含む胴体の部分)と違い、 顔の場合は、皮膚に直接筋肉が作用します。
復元美容では、施術現場での経験により、
皮膚の内側の筋肉と軟部組織の「よれ」を、接骨の施術の技を応用した方法で正し、整えて、
そこにコラーゲンや脂肪などが、美しいバランスでつくようにすることができることがわかりました。
なぜなら表情筋は皮膚から筋肉までの距離が薄く、
手技で無限に効果が引き出せる部位だったからです。
接骨の治療の技術を応用することでまず、筋繊維を活性、成長させることができます。
やせた筋肉、くずれた軟骨組織、折り目がついたままになっている
使われてない筋肉組織などを正し、筋肉を活性させます。
これにより、弱った部分は強く、緊張が強すぎる部分や折り目のついた部位を適正にもどして、
土壌のバランスを整えていきます。

筋肉がゆがむと、血管やリンパ管・神経を圧迫し、新陳代謝が悪くなり、老廃物がたまりやすくなります。
表情筋や咬筋の過剰な緊張や、無駄な成長は、顔面部の脂肪が付きやすくなり、
むくみがでる、さらに、ニキビ・肌荒れ・しわ・たるみ・くすみ・くまなど、
肌トラブルの原因にもなります。
また、口内の筋肉のよれ、顔の関節(とくにあご)の調整、
骨と骨の結合部分である縫合の調整、また、筋肉は、
頭の先から足の先までスーツみたいにひとつの筋膜で包まれているため、
顔だけでなく、全身を整える事がベストといえます。
顔の筋肉に悪影響を与えている悪い姿勢まで矯正して、もとに戻らないように復元します。
顔の筋肉に悪影響を与えている悪い姿勢の矯正、セルフケアの指導、
食事や体操等で歪みの少ない、健康な状態へ復元力溢れる身体作りが重要だと考えます。